風のごはん

心の整理。

アイドルを全うする人(要するに増田さんとThunderの話)

どうも。

EPCOTIA札幌参戦の余韻が未だ抜けないのに、ついにい学校が始まってしまて憂鬱だけど、自担様に「明日からがんばれよー!!!」応援されたので、泣く泣く現実を頑張ろうとしている小山担です。(自己紹介が長い)

 

まず、私はジャニーズが好きです。どれだけ顔が好みでも、声が好きでも、今こんなに重たい愛を一方的に注いでいる自担達でさえ、きっとジャニーズ事務所にいるからこんなにも好きなだけであって、他の事務所の新進気鋭のイケメン俳優だったらここまで深入りして好きになっていないと思います。…この話だけで1記事書けてしまうので、今日は「私がアイドルが好きだ」という説明に留めておこうと思います。

あと急にこんな重たい記事を書こうとした理由は、多くの増田担様やNEWS担のThunderの記事とananを読んだからです。あと某アプリで増田さんに恋して脳みそがデロデロだからです笑

 

さて、本題ですが、私はジャニーズにいてなお100%アイドルであることを全うし、アイドルであることにこだわりと誇りを持っている人が大好きです。

アイドルだけどキャスターだったり、作家だったり、バラエティで結果を残していてNGがなかったりと多方面で活躍する3人。増田さんももちろん大好きな服を仕事につなげていて、それが今の4人の強さであり魅力である中で、増田さんが一番アイドルであることにこだわっているし、実際プロだなぁと思います。特に目立ったスキャンダルも出さないし、トイレは行かないし、オフショは必ずお口周りを隠すし、私たちがアイドルに夢見ている以上に、彼自身がアイドルに夢を見て、アイドルであろうとしている。

 

でもアイドルってなんだろう。アイドルだって人間じゃん。悩むしお腹は空くしトイレは行くし恋だってするじゃん。これは変えようのない事実。

一番聞くのはやっぱりスキャンダルの時。さらには、「アイドルだって人間なんだから恋くらいするじゃんね〜騒がれてかわいそうに〜」なんて言われます。

私、この「かわいそう」が一番嫌い。そりゃ誰しも一度は思うかもしれないし、きっと私も心の奥底で少なからず思っている節も絶対にある。でも、かわいそうってその人に一番失礼じゃない? 引き返せるところはいつだってあったのに、アイドルである人生を選び、アイドルとして輝きたいって必死に前に進んできた日々を真っ向から全否定するみたいな言葉。騒がれるのは自分がそれほど成長してきた証でもあるし、たかが1人の男の色恋なのに世間に注目する。人気が出るってそういうことだし、何より本人達が誰の目も気にせずに恋愛することはできないのを分かっていて、それでもいいからって手にした夢だし、それはその先もっと続いて行く夢なんだよ。かわいそうってなんだよふざけんなと思うわけです。

自分の大好きな人たちを見るたびにずっと思っていたこと、アイドルってなんだろうと考えていたことに、今回のソロを通して増田さんの考えを少し見せてもらったような気がします。

 

さて、ようやく歌詞を照らし合わせて考察しようと思います。

Don't cover your ears...

ちょっと重いことも、俺の今まだ見せてない部分も出てくるけどちゃんと聞いてね

 

I'm not afraid〜望みは指くわえ焦がれず 手を伸ばしてきた

ここまでの4節はデビューするまでのことかなぁと。

 

ここでカッコ書きのコーラス"Live in someone's dream pretending to be someone real?"

誰かの幻想や勝手な想像の中で自分の意図しないままに自分が構築されていく、アイドルとして避けられない宿命がコーラスの声で再生される一方で、

No! My life is MY LIFE!!!

これは自分の人生だ見くびるなと叫ぶこの節をきっかけに、今までまっすーの優しい笑顔の中に隠されていた、増田貴久の強さと崇高さ(といいつつそうとも言いきれないので後述)がどんどん溢れ出して、聞いている人を増田貴久の内部へ引き込むように動いていく。

”笑顔の下で自分を殺して心痛めているの?”というここの声は、アイドルという職種に理解を示しているような人々の声か、もしくは心の中のアイドルでない自分の声なのか。

その声をかき消すように哀れむな いちいち フラついてられないんだと歌われ、サビにつながっていきます。

 

土砂降りの雨に〜I cry too...までのフレーズにはアイドルでいることへの苦悩を。

Am I still your star?  俺はまだお前のスターでいられているか?

Still your charisma? まだお前のカリスマか?

Am I still your hope? 俺はまだお前の希望か?

Still your hero? まだお前のヒーローか?

この4つの問いには増田さんが理想のアイドル像をストイックに追求し、そこにたどり着けているか、まだそのままでいられているか。この人に理想は果てしなく高くて、故に少し孤独で、でもそのアイドルを目指し、それで有り続けようとする彼がどうしようもなく大好きだし、尊敬してる。

 

後半は、人の注目のもとに成り立つこの仕事の特殊性とそれゆえの儚さが苦しい。(もはや感想)

どれだけ頑張っていたって、いつか風向きが変わって世間の関心が0になったら自分は何者でもなくなるって言ってるんだよ、しんどくない?

あれだけカラフルに幸せで楽しかったことが過去のことになって、その色を失ってしまうんだ。

それでも、その時までは、少しでもこの気持を感じてわかってほしいってこと?しんどい。

ダサい大人になりたくなくて〜たまにはとぼけたピエロも演じて...しんどい。言葉に感情をのせて唄う増田さんが涙腺でエモいのスイッチだから感情がぐっしゃぐしゃになってくる。

 

そう今だけさ If you feel me now 雷は耳塞がず Hear me now!!

ここの節、今だけでいいから聞いてくれっていうふうに聞こえました。普段はきっとこんなの出したがらないし、隠したいし、お察しなんて絶対にされたくないだろうけど、今だけ、今だけこの暗い部分を吐き出させてほしいし、今だけだから、しばらく経ったら何事もなかったかのようにしてほしいってことかなと。勝手にそんな風に思いました。だから今だけ考えるね。

あとこの場合の雷ってなんだろう。増田さん自身なのか、この曲が与える衝撃なのか、そのどれでもないのか…

 

破れる傘と雨が何なのかも気になるところです。

雨ってなんだろう? 世間の声?注目?中傷?人気?

破れる傘ってなんだろう? 完璧な100%アイドルとしての増田貴久の鎧なのか、私達がまっすーに対して抱いている幻想なのか、はたまた もはや自分でもわからない”本当の自分”を守るための鎧か。

 

注目されることにはメリットもデメリットも同じくらいある。雨も恵みの雨である一方で災害を引き起こすともある。

自分を守るための鎧としての傘が破れかけなんだったら心配だな 心配なんてされたくないと思うけど。

 

あと同時にananのテキストも読んだ。

非オタクも読むテキストに、支えてくれたファンのみんなに恩返しするため”だけ”に頑張らないといけないって書いていました。

すっっごい重いな増田さんも。公共の誌面で。

でも、だからこそ、増田さんの日々の活動のモチベーションでいられるような人でありたいなと思った。この人達のために頑張ろうって思ってもらえる対象で居続けないと、まっすーはまっすーでいられなくなってしまうような気がするから。

 

今までアイドルを見るときは、アイドルの自己プロデュースの末のアウトプットだけを見るのが私のポリシーで、彼らが見せたがらない部分には興味なく、偶像としての彼らを愛して応援してた。プラベになんてなおさら興味はないし、知りたくもないし、ぶっちゃけ遭遇すらしたいとは思ってなかった。

今までもこれからも正しいアイドルの見方なんてわからないし存在しないけど、前までは偶像として割り切りすぎていて少し冷徹だったかなと頭を殴られた気持ちです。偶像だし、完璧な偶像であることを望んでいるとしても、彼らは同じ人間だもの、その部分はちゃんと感じて応援していきたいなと思った。

 

と、増田貴久を拗らせ中の小山担の戯言でした。

あーあ、気分転換にファッションチェックしてこよう(笑)